2013-03-01 [ Fri ]00:00:00
今更ですが、花かん辞めたお話を・・・

1月29日、3年と4ヶ月お世話になった「上野・花かんざし」を
卒業いたしました。


・・・この日、今年初出勤の日だったんですが
一日だけ働いてから辞めるハナシなんてしたら、またお給料とか面倒かな、と(会社側がね)
私なりに気を利かせ(笑)
営業時間前に話し合いに行き、そのまま荷物持って帰りました。



話し合いの後、近くの椿屋珈琲から

「花かん辞めたー」と、私の記憶に残ってるお客サマ方(うぉい)だけにメールを送信。

殆どの方が「なんで?!」
そして二言目には「新しい店長となんかあった?


ちーがーうーのーーーーヽ(゜▽、゜)ノ

新店長は、この会社で何気に一番古くから知っていて
(私が花かん入る前、系列店の秋葉原・ゼウスでダンサーとして呼ばれてた時に
ゼウスに居たヒトなので。)
赤羽・花かんのOpen前にも、少し上野・花かん手伝ってくれてた時期があり
その時も久々の再会で仲良くやってました。

今回、結局新店長の下で一度も働くコトなく辞めてしまうコトになり
「一日くらいオレの下で働いてくれよーと、言ってくれましたが

笑って辞退。(笑)


や、私が辞めた理由は、もう前から書いてる通りです。


私の本業のハナシになりますが
我々のフロア業界は、ここ5~6年で東京や大阪など、都心ほど規制が厳しく
私が居る横浜から通える(終電で帰れる)現場は激減。

地方廻りが主となりました。

そんな中でも毎月ショーに呼んでくれてた秋葉原ゼウスで、たまたま手伝いに来てた前々店長の五日市氏が

「オープニングキャストとして是非来て貰えませんか?」

と、声をかけてくれたのがキッカケで花かんにお世話になるようになりました。

が、思いのほか地方の仕事が増えてしまい・・・


前述のとおり、踊れる現場は減り、踊りたいダンサーは余る一方。

生き残れなかった出来損ない達は当然食べていけずに消えて行き
そして、何故か運良く生き残った私を含む一握りのダンサーに
仕事が廻ってきてしまいました。

まぁ、ありがたいコトなんですが。

特異な業種だと理解して誘ってくれた五日市前々店長、関上前店長も

「入れる日に来て頂ければそれでイイですから

と、言って下さってました。

が、その後、父が倒れ・・・

しかも、去年の2月頃から父の認知症の進行が早まり
肺癌&高齢で体力的に暴れることは無いものの、言葉の暴力が酷く
罵倒される毎日に参ってしまった母のケアのため、
大阪の実家に頻繁に帰らなければならなくなりました。

そのため、その時も「花かんを辞めたい」コトを伝えましたが
とりあえず3ヶ月の長期休暇を提案して下さり、何とかその時期を乗り切りました。

が、今また同じような状況下にあります。

私が毎月行ってる高知・宿毛のクラブですが、今年も去年と同じ日程のため
6月までの毎月を、月の半分以上を高知で過ごし、残りの2~3日を大阪、
横浜に居るのは月に5日~一週間程度という状態に。

そこに花かんの出勤・・・


正直・・・もういっぱいっぱいでした。


「また長期休暇を欲しい」などと、甘えたことを新しい店長にお願いする気はなく
もう、きっぱり辞めるべきだな、と。



・・・以上を、話し合いに向かう前に、前もってマネージャーにメール。
マネージャーから新店長にハナシは伝わってたようで
話し合いの開口一番は

「久しぶりー

「おー、相変わらず髪赤いなー

と、他愛なく始まり

「別に俺は藤乃が今まで通り『マスコット』的な感じででも来てくれるなら
それは全然構わない。
でも、それが(出勤が)負担になるんであれば俺は引き止められない。」


と、言って下さいました。
そして「せめて」と

「このまんま終わりじゃあまりにも寂しい。せめて一日出れないか?
別に「ファイナルだから」とか「花輪出せ」とかそんなんじゃない。
キャストや俺達が藤乃を見送る時間を作りたい。」


と。

すごく有り難い提案をして下さいました。
が、「日程的に厳しいんだよねぇ・・・」と、辞退。


・・・や、ぶっちゃけ、日程的に可能でした。実は。(ごめんなさい)


・・・でもね、そーゆーの苦手なんですよ・・・


・・・つーか・・・


以下、私が辞めた理由の「裏理由(笑)」にもなるんですが・・・



ワタシ的に、年末の12月29日、関上前店長のラストの日。

あの日、店長に見送られながら泣きじゃくって帰ったのが・・・
あれが「最後」だったんですよ、もう、気持ち的に。

あの日は、2012年最後の営業日であり
店長がラストの日でもあり
なのに私は出勤したものの早上がり。(23時半上がり)

営業時間中は忙しく、ろくに店長と話せなかったので
着替えてからちゃんと挨拶しよう、と。

が、着替え終わると、店長お客さんに捕まってまして。

なかなかハナシが終わらず「こりゃ終電間に合わないなー」などと思いながら
カウンターの中で待っとりました。

ようやく解放された店長、私のところにすっ飛んで来て、
深々と頭を下げながら「今までありがとうございました!」と。

「今まで、藤乃さんの言ってくれる一言一言が、参考になり
勉強になりました。」

「藤乃さんの思い
(これは私が「店のお役に立てれば」と、コスチュームに
気を使ってたコトを指してると思われます)に応えなければ、と
僕にナニが出来るか、店がナニか出来るか、といつも考えてました。
でも結局ナニも出来ず・・・スミマセン!」


そんなコトを時間無い中で色々言って下さいました。

私はただ「ありがと」「ごめんね」しか言えず

「いつもワガママばっか言って出勤出来なくてごめ・・・」と言い終わらない内に

「藤乃さんはワガママなんか言ってませんっ!」と。

もう涙止まらなくて、来たエレベーターに逃げるように乗っちゃって

「ゼウスで頑張ってね。あ、頑張らなくてイイよ。
で、また戻っておいでね。」と、泣き笑いながら言うと

ドアが閉まる間際、深くアタマを下げながら

「ありがとうございましたっ!感謝しています!」




・・・。

この時この瞬間に、終わったんですよ。


・・・なんかね、あー感謝してくれてたんだぁ・・・って。

救われたと言うか、報われたと言うか
役目を終えたと言うか・・・

無理して続けてきた甲斐があったなぁ、と。


もうホント上野駅着くまで涙止まんなかったです。



彼は私達「古株」のコトを「戦友」と表現していて
花かんのオープン前、コンセプトは決まったモノの手探りなカンジでスタートし
「セクシー」の線引きが曖昧だったせいで
変な、というより「無難」な路線に行ってしまったり
時には「イタい」方向に行った時期もありました。

私はたまに出勤するんで、久しぶりに店に入ると
結構敏感にそれを感じるので、よくそれを指摘していました。

その度に前々店長や前店長は話し合いをして、軌道修正を。

改めてマニュアル作ったりも。

彼らも私も「一緒に」店作りしてるような。
あ、これは厚かましい発言だな

でも、だから「戦友」と感じてくれてたんでしょうね。


そもそも私は「ストリッパー」「ヌードダンサー」という経歴を見初められたようなもんで
最初入る時も「藤乃さんには率先してセクシーな格好をして欲しい。」と言われてました。

・地方廻りが多いから、出勤も少ない。曜日も固定出来ない。
・急に仕事入るコトも多いから、当日欠勤も有る。

など、通常ならペナルティな状況も飲んで下さいました。
その代わりってワケじゃないですが、私は「トップレス」をお願いされてました。

モチロン、こちらの無理を飲んで下さるんですから。
トップレスごとき、なんのその。

つーか、私がやらなくて誰がやる。(笑)

が、オープンの日。開店30分ほど前に

「あ・・・やっぱ何か羽織りましょうか・・・と言われ。

「なんでやーーヽ(`Д´)ノ」

と憤慨しながら(笑)念のため持ってきていた透ける素材のショート丈のボレロを羽織り・・・

それが私の定番スタイルになりました。
(おっぱい完全露出ではなく「透けて見えてる」のが藤乃スタイル。笑)

でも、やっぱり色んなお客さんが居て
そーゆーの苦手だったり、馬鹿にしたり、指差したり。

そんな格好だから私だけ「触れる」と思われるなんて、しょっちゅう。

「場内指名」してそばに呼んでおいて
一緒に来た連れの方や自分の「本指」に向かって

「こんなやつ親戚に居たらどーする?オレ絶対無理。」などと蔑むヒトや
「そんだけ見せてんだから触らせろよ。」と、一生懸命凄む(笑)ヒトも居たなぁ。

その都度、皆フツーの格好(そもそもナニがフツーなんだか)なのに
私だけこんな露出狂(笑)みたいな格好してんのが惨めに思えたり。

でもいつも、そんなの知らずに店長が

「藤乃さんが居ると店が華やかになるなぁとか言ってくれるのですよ。


そう言われると最初入った頃に言われた「率先してエロい格好を・・・」
という使命(笑)を思い出し、ココロ新たに露出に励み


「もうあんま出勤出来ないから辞めたい。」

そう店長に話しても

「たまに藤乃さんがいらっしゃるだけで、店の雰囲気が変わるんです。
キャストさん達の刺激にもなるんです。」


と、いつも私の「ポジション」を明確にして引き止めてくれました。


・・・でも、その店長が辞めちゃって・・・


や、新店長も「今まで通りの出勤でイイ」って言ってくれるの判ってました。

でもね、なんかもう「使命を終えた感」がハンパ無くて。



・・・なんて、長々書きましたが、改めて読み返すと

「関上君が辞めたから私も辞めた。」

みたいになってますね。
でもそれでイイです。(笑)

これ読んで関上君が「あちゃーーーとなるのが楽しみです


以上が、私が花かんを辞めた全容です。



・・・あ、最後にこれだけ。


辞めた日、キャストのあゆちゃんがメールをくれました。

そこにあった一文。

「花かんは
貴女がファッションリーダーで
招かれて
熱出しても
ラリッてても役割を果たして
(誰も追随は出来なかったけど)
貴女がひとつの流れを創った店だかんね(T-T)」


ラリってて、は置いといて←営業中、鎮痛剤や風邪薬を過剰摂取してぶっ飛ぶコト数回

これ読んで泣きました。

辞めたから最後だからリップサービスもあるんだろうけど
それでも嬉しかった。

店の品位(そんなのあるか?とか言うヤツ黙れ)を
私が落としてんじゃないか、とか
私があんな格好するばっかりに、他のキャストちゃんがイヤな思いをしてないか
(「オマエもあーゆーカッコしろよー」的なコト言われたりして)
それもずっとずっと気になってました。

でも、あゆちゃんもそうだけど、
他のキャストちゃんも、私が居ない時に

「ストリッパーのヒトが在籍してるんだよー

と、色々持ち上げて言ってくれてたみたいで
たまに来ても凄く居心地良かったです。


ホント、私も皆に感謝してるし、
こーゆーメールをくれたあゆちゃんに感謝してます。


花かんに来たこと、後悔せずに済みました。あゆちゃんのおかげで。


皆、今まで仲良くしてくれてありがとう。


・・・花かんの佐々木店長、そして今は秋葉原ゼウスの関上店長。

次はダンサーで呼んで下さい。(笑)


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今思えば、花かんでのショーに「運命」的なモノを感じるなぁ。

・上野・花かんざし@5周年記念イベント(2012.12.1.記)
http://fujinoxxx.blog92.fc2.com/blog-entry-2032.html

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2020-01

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藤乃 -fujino-


Author:藤乃 -fujino-


大阪生まれの横浜人。

・ストリッパー
・ヌーディストパフォーマー
・フロアダンサー e.t.c...

呼び名は色々あれど
要はSexy系ショーダンサー。

芸歴そろそろ20年超え。
(2016年時点)

・・・引き際を見失った踊り子。


が、現在。

東京・新橋にて「Bar F's」の雇われママに。
(2018年現在)


・公式サイト
femme fatale' fujino
・公式サイト/メモリアル版
Le Memoire de FUJINO JAPON
・コラム
Stripper

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kam'S
http://park5.wakwak.com/~kam/

姐さん
月丘雪乃=月子=月
http://yumyummoon.web.fc2.com/
ストリッパー時代の先輩。
2003年1月~2007年1月まで
「世迷い言(現:月ノ囈言)」と称して
公開交換日記を二人で展開。
公私共々、親密な関係。(笑)

・今までの経緯

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