2013-05-16 [ Thu ]03:10:43
Youtubeで「嘲笑」の動画を探している際、
見つけました。

「なんか聞いたコトある・・・」


そして


「・・・あ。あの時の!」


思い出しました。


今から数年前、あるSMのイベントに呼ばれました。

場所は六本木、今は無き「将軍」。
(暗黒舞踏家・土方巽氏の奥様だか娘さんが経営されていたクラブ?ショーシアター?)

SMのイベントでしたが、私は普通にストリップショウを頼まれました。

私の出番は、オープニングか2番目辺りだったのですぐに終わり、
出番済んだらさっさと客席に行き、完全に「観客」化。(笑)

や、他の方のショーやパフォーマンスを観れるチャンスって
なかなか無いんですよ。

大抵、楽屋に隔離されるか(笑)興味ない時はとっとと帰りますしね。
あと、やはり「遠慮」をしなくちゃイケナイとかゆう微妙な空気があったり。

(「お勉強させて下さい。」と、前以て楽屋に挨拶に行かなきゃなんなかったり。)

この時は、滅多とご一緒出来る機会の無い方々との共演で興味津々な上、
客席には家人をはじめ、某エロ番組のプロデューサーやってる友人等
「身内」が居たコトもあり、遠慮も吹っ飛び堂々と(おい)客席へ。

自縛(自分で縛る)や、自吊(自分で縛り、滑車などを使って吊り上げる)などは
やはり皆さん慣れた手つきでこなされて、感心しました。

(私も昔、自縛の大御所姐様に教わったんですが
この長い爪が邪魔でモタつき「向いてない」と、却下されました。苦笑)

感心はするモノの大した感動は無く(失礼)
少し退屈し始めた頃、ある方が登場。

さっきまで、通路挟んで隣にいらした男女お二人でした。

女性の方は、ピンク映画界で超有名な某女優さん。
男性の方は・・・男優さんか何かでしょうか。

まずお二人の出で立ちに唖然。

お二人とも「ガスマスク」を被り、
確か男性の衣裳は覚えてませんが、女優さんの首から下はメイド姿。
かかる曲は、マリリン・モンローの「ププッピドゥ」の、あの曲。

や、フツー「ガスマスク」着けるなら全身ラバーのボンテージが定番ですが
(こんなカンジ)
gasmask001

(コレなんか可愛い
gasmask002

お年を召されて若干ぽっちゃりされた女優さんが、メイド姿にガスマスク。
そして「ププッピドゥ」に合わせて(や、合ってない)
ゆらゆら揺れてる二人・・・

「シュールやぁ・・・( ゜д゜;)」

もぉね、笑っちゃイケナイから(だって大先輩)
太腿つねってガマンしましたよ。痛さと可笑しさに震えてたけど。

そんな楽しいショー(おい)の次は、蝋燭使ってのショー。レズだったかな?

ひたすら全身に蝋燭垂らして喘ぎ・悶え・叫ぶ。

その白々しさとやかましさに辟易

・・・耳栓探しました。


お客さんで遊びに来ていた某有名小人さん(美輪さんの舞台によく出てる方)
が、客席に居た女王様達にもて遊ばれてるの見てる方が
よっぽど面白かったです。



完全に萎えてしまったところで、ようやく最後のショー。
この日のトリを飾られたのは主宰でもある某姐様。


暗転の舞台中央、真上から差す青い光。
その光の中に姐様が居ました。

この日散々見尽くした、エナメルやラバーのボンテージではなく
(多分)白い膝丈くらいのノースリーブのワンピース。
下着はTバックなんかじゃない普通のモノ。

足元は裸足。

髪は無造作に束ねられ、お顔も殆ど素顔のまま。

元々童顔の方でしたが、その姿は本当に「少女」のようでした。

光の中で正座をした少女は、赤い蝋燭に火を灯し
ゆっくり回しながら炎を燻らせます。

たっぷり蝋が溜まると、蝋燭をそーっと頭上に掲げ
曲の盛り上がりに合わせ、目を閉じ、左頬に垂らしていきます。

ぴくりとも動かず、ただただ蝋燭を垂らすのです。

恍惚の笑みを浮かべながら。


さっきまでのショーはなんだったのか。
一滴落ちるたびに叫び、仰け反る女達。

や、演技もあるでしょう。

私も以前ビデオの撮影で蝋燭経験しました。

熱いなんてもんじゃない。
「慣れるから」って監督は言ったけど、全く慣れない。

本気で泣きました、声が枯れるまで。
(いい絵は撮れたと思います。苦笑)

それほど熱い。

いくら慣れてる姐様でも、最初の一滴はやはりカラダが反射的に反応するハズ。

でも全然でした。
微動だにしない。

姐様の頬には、蝋が厚く固まり始めてました。

すると姐様は、そっと蝋を剥がし
また露わになった肌に蝋を垂らし続けるのです。


・・・ストリップやイベントのショーで「面白いな」と思うショーはあっても
「凄いな」と思うショーって正直あんま観たコトないんですが
この時は思いましたね、凄いって。そして「カッコいい」とも。

あとでお話を伺ったところ
「傷の治りが早いのぉーとニコニコおっしゃってましたが
左頬、ホントに何ともなってなかったです。これまた凄い。


このショーでかかってた曲がコレでした。

「行かないで」玉置浩二
https://www.youtube.com/watch?v=A9o4jfHX6rE
 


何度も言いますが、邦楽嫌いの私。
この曲がかかった瞬間「日本人かーしかもこの声玉置浩二やんうー」と
唸ってたのなんてモノの30秒ほど。

あとは釘付けになってましたね

終わってからは口ずさむほど。(笑)


この前「嘲笑」の動画探してる時に見つけ、久々に聞いたんですが
あのショーが蘇り(今「黄泉がえり」と出て「確かに」と頷いた。笑)

「また観たいなぁ・・・」と。

長らく休養されてたようですが、最近また復活を果たされた模様。

どこかで拝見出来る時を楽しみにしています。


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2020-01

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藤乃 -fujino-


Author:藤乃 -fujino-


大阪生まれの横浜人。

・ストリッパー
・ヌーディストパフォーマー
・フロアダンサー e.t.c...

呼び名は色々あれど
要はSexy系ショーダンサー。

芸歴そろそろ20年超え。
(2016年時点)

・・・引き際を見失った踊り子。


が、現在。

東京・新橋にて「Bar F's」の雇われママに。
(2018年現在)


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・公式サイト/メモリアル版
Le Memoire de FUJINO JAPON
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姐さん
月丘雪乃=月子=月
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ストリッパー時代の先輩。
2003年1月~2007年1月まで
「世迷い言(現:月ノ囈言)」と称して
公開交換日記を二人で展開。
公私共々、親密な関係。(笑)

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