2007-11-14 [ Wed ]02:40:35
以下、本人より了承得たのでコピペしちゃいます。
(当時彼のコトを心配してたお客さんや元踊り子ちゃんも、
未だにココ読んでくれてるようですから。)


思いつくまま七年の空白を埋めようとしてキーボードを打ち続けてたような気がします。
正直、出そうか出すまいか迷いました。

ストリップの世界に関われた事は、
私にとって人生の中での大きなエポックメーキングみたいなものでした。

僅か二年足らずの間なのに、それまで過ごして来た何十年間よりも
濃い時間だったと思います。
仕事をあんなに好きになれたのは生まれて初めてのことでした。
最初は、何処も行くところが無くなったから転がり込んだ、
女の裸に囲まれてお気楽に過ごせる職業・・・。
その程度で入った世界でした。

意識が変わるのは早かったです。
ある踊り子さんのレッスンに付き合ったのが、意識を変えさせてくれた一番目の理由。
二番目は、ステージそのものでした。

どうでもいいようなステージの照明を100回やるなら、
何かを伝えさせてくれる方のステージを1回照明する方が、
照明マンとしての意識と技量、感性は湧き上がるものだ・・・。

生意気にもそんな事を感じたのがのめり込むきっかけでもありました。

テクニックだけにおぼれてしまう踊り子、
ちょっと贔屓のファンがいるからといってスターにでもなったかのような踊り子、
何も感じさせてくれない踊り子・・・

そんな踊り子さんが多い中、時折ハッとする様なステージを見せてくれる方に巡り合うと、
仕事であるという意識を失くし、投光室から一ファンのような心持でライトを当てていました。

藤乃さんと初めて出逢ったのが1998年8月のお盆興行の時でしたね。
あの時の10日間は、何年何十年にも匹敵する充実感を与えてくれました。

一度、お手紙を書いたのを憶えてらっしゃいますか?
あの時、無我夢中でペンを走らせてたように思うのですが、
不思議と丁度今、同じ感覚になっているんです。
体の中から勝手に言葉が溢れてくる・・・そんな感じです。
何かを伝えたいとかじゃなくて、自分の体の中にある燻ったものが燃えようとしてる
とでも言いましょうか・・・
何も無理して小難しい言い回しをする必要はありませんね。

照明の仕事は、自分にとって生涯をかけても良いかなと思えるほど大好きでした。
一年に一度あるかないかしか遭遇しない感覚を味わいたくて働いていたんですけどね・・・。

二十一で親父を亡くし、その事がきっかけになったかのように、
私は人生の表側ではなく裏側を歩くようになりました。
かと言ってちゃんとしたヤクザになれるわけでもなく、チンピラ以下のクズでした。

二十二から二十七までを塀の中で過ごし、一時期は真っ当になろうと結婚もしたのですが、
隠していた前科が妻の実家にバレて別居・・・離婚。
又転落し始めました。自らの意思で・・・。

何度か塀の中の住人になり、1998年3月にラ・ブームに転がり込んだ時も
出所して間もない時だったんです。

ラ・ブームでは私の前科や前歴を一切問わず快く迎えてくれ、
本当に必要としてくれました。

どうしてそんな処を飛んだの?

正直、自分でもはっきりとしないんです。衝動的なものに近かったんです。

2000年3月16日の朝。事務所にいつものように顔を出すと、
そこには二ヶ月くらい前から始めてたデリヘルの電話番の男とOさんが
疲れ切った顔で眠っていたんです。
私もデリヘルと劇場を掛け持ちでやらされていたのですが、
正直毎日朝方まで電話を受けてましたから、その姿を見た途端、
心の中で何かが弾けちゃったんです。

照明の打ち合わせやセッティングで朝まで寝ずになんて事は
それまでただの一度も苦になった事など無かったのに・・・

気付いたら飛び出してました。その後は・・・

多分いろいろ話には聞かれた事もあると思います。
何を言っても自分への言い訳にしかなりません。

藤乃さんの存在・・・
私にとって、それは自分の中で特別な位置にあるものなのです。
勘違いされそうですが色恋とかの感情とかは全くの別次元で、
とにかくこれは自分でも上手く説明できないんです。

あれ以来、誰のステージも観てません。
ですが、知った名前を目にすると、その記事を食い入るように見つめてる自分がいます。
はっきり言ってストリップの世界に未練たっぷりなんでしょうね。

思えば、お仕事をご一緒させて頂いたのは、僅か21日間。
照明を当てた演目、計7つ。
掛けてもらった言葉で一番嬉しかったのは

「アタシの照明は、もうずっとあんたがやり。自分でいっぱい観たいってゆうたんやからね。」

いまだに夢を見ます。
きっと、一生未練を持ちながら時々夢を見る事でしょう。

藤乃さんの足掻きが好きです。
ボロボロになろうが場所がどこであろうが、舞台しがみ付き足掻く姿が、
羨ましくもあり神々しくもあり・・・。

自分にその強さの千分の一、いや百分の一でもあればと・・・。

訳の判らない事ばかり書き連ねてしまいました。
敢えて自分では読み直さずこのまま出します。読み直したらきっと消去しちゃいそうで。
だから、誤字や脱字があってもさらりと読み流して下さい。
それでは又。



---その3へ続く。---

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2020-01

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藤乃 -fujino-


Author:藤乃 -fujino-


大阪生まれの横浜人。

・ストリッパー
・ヌーディストパフォーマー
・フロアダンサー e.t.c...

呼び名は色々あれど
要はSexy系ショーダンサー。

芸歴そろそろ20年超え。
(2016年時点)

・・・引き際を見失った踊り子。


が、現在。

東京・新橋にて「Bar F's」の雇われママに。
(2018年現在)


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femme fatale' fujino
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Le Memoire de FUJINO JAPON
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姐さん
月丘雪乃=月子=月
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ストリッパー時代の先輩。
2003年1月~2007年1月まで
「世迷い言(現:月ノ囈言)」と称して
公開交換日記を二人で展開。
公私共々、親密な関係。(笑)

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